楽進、知りたがる

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「そうだ、大切な事聞いてなかった」 「?」 なんだろう? 「名前だよ名前、お互いに名乗ってなかっただろ?」 そう言えばそうだ 会って間もないとはいえ、名前知らない男と一緒に行動していたと思うと少しおもしろい 「そうでしたね申し訳ありません 私の名前は楽進と申します」 「そうかそうか、楽進って言うのか 俺は・・・・」 そこで青年は言葉に詰まる 「どうかされたのですか?」 「あー・・・・いや、 名乗るのやっぱり止めにしないか?」 「え?」 この男は何を言っているのだろうか? 「私は名を名乗る値しないと言う事なのでしょうか・・・・」 少しムッとしたのでそんな風に返してみた 「いやそう言う訳じゃあないんだが・・・・ まぁ名乗れない理由があると言いますか・・・・」 「名乗れない理由?」 実はどこかの官職なのだろうか、この人は? 「・・・・わかりました あまり詮索されたくない事のようですし、これ以上はなにも言いません」 「感謝するよ」 そんな話をしている間に いつの間にか、村の近くまで着ていた
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