鬼神、名を貰う

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「しかし困りましたね~」 「なにがだ?」 「いえ、名前を知らないと色々と不便だなぁと思いまして」 確かに毎回、貴方やお前と呼ばれるのは面倒だ 「そうですねぇ どうしましょうか・・・・」 「うーん ・・・・・・・・・・あっ!」 「うん? どうされましたか?」 「妙案を思いついたんですよ!」 妙案? なんなんだ? 「貴方を私の養子として迎え入れるんです」 「・・・・はぁ!?」 この人は何を突拍子のないことを 「そうすれば貴方に"司馬"の姓を与える事が出来ますし、名や字も親として考える事が出来ますしね!!」 「ちょちょ、ちょっと待ってください! そんないきなり会ったばかりの俺をいきなり養子になんて・・・・」 「形だけですよ、形だけ。 そうすれば私も名前をつけると言う楽しみを得ることが出来るんですよ!!」 本命はそっちか!? 「さてなんて名前にしようかしら~?」 完全にこちらを無視して話を進める水鏡さん 「うーん・・・・・・・・ 決めた! 姓は"司馬"、名は"懿"、字は"仲達" 今日から貴方は、 "司馬懿仲達"と名乗りなさい!!」
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