鬼神、戦場に立つ

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「ハッ!!」 フランベルジュで目の前の一人の首をはね飛ばす。 「くそっ、テメェーら! 殺っちまえ!!」 次々と襲いかかってくる黄色の群れ。 剣撃をいなしながら、右手に持ったソードブレイカーの溝を利用して武器を叩き折る。 「な、なん何だそれは!!」 「こいつか? これはソードブレイカー。 "武器を壊す剣"だ。 そして・・・」 左手に持ったフランベルジュで肩口を切りつけ、ジグザグに曲がった剣先が更に肉を抉る 「ギャアアアッ!!」 「これはフランベルジュ。 相手を"さらに傷付ける剣"だ。」 そこからは一方的だった。 武器を壊され、戦う術を失って絶望する者。 肉を抉られ、死の恐怖のあまりに叫び出す者。 あまりの力量差に勝機を見いだせず、大声をあげて逃げ出す者。 まさしく阿鼻叫喚 結局、200人ほどいた兵を50人ほど傷付け、残りがしり込みしている所で陳留からの軍が到着して無事に黄巾党撃退を果たしたのだった。
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