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「貴様達!
一体何をしようとしている!!」
振り向くとそこには傷だらけの褐色の肌をした銀髪の少女がいた
「あっアニキ!!」
「覚えていろなんだな!!」
アニキと呼ばれた中アンテナを担ぎ上げて三人組は逃げていった
「大丈夫ですか?」
「ああ、助かった。礼を言おう」
「いえいえ、お気になさらずに」
礼節を重んじるタイプなのだろうこの少女は。
しかしそれより気になるのは・・・
「・・・氣弾か」
「!?」
さっき男吹き飛ばしたのはおそらく氣弾と呼ばれるものだろう
氣弾はそうそう覚えられるものではない
氣を扱える才能と長年に渡る鍛錬を超えてようやく習得出来る極地のひとつだ
「よく知っていますね
氣を知っている人はそんなにいないはずですが」
「いや昔、その使い手と闘ったことがあってね」
もっともそいつは剣を媒体にして氣を溜め、溜まったところで斬撃のようにして飛ばすと言うものだった
少女のように自らの手足に氣を溜め、瞬時に直接放つなどと言った芸当はできないだろう
その事からも少女の才能と努力を感じさせる。
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