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で、その破妖僧のサイモンさんが、私に何ようですか?あ、中入ってください。蚊が入りますから。
「お気遣いどうも。それじゃせっかくですからこんなものを用意しました。」
……あらまぁ!
サイモンが渡したのは、゛モリーネ゛と呼ばれる外の世界の紅茶だった。最近紅茶に凝っている阿求にとっては、猫じゃらしも当然だった。
うふふ、淹れてきますね!
そう笑顔を振りまいてお茶を入れにいってくる阿求を見てサイモンは昔をしみじみ思い出す。
「あの阿求様の笑顔、確かに前に博麗神社で会った時の阿一様の姿と瓜二つだなぁ…。
私の寿命が無くなる前に、来ておいて正解だったなぁ…!」
そういうと、サイモンは嬉し涙を流しながら和室に向かう。
続きます。
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