00 光りが導く先
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「どうしたものかな…」 ポツリと呟けば、扉の先に感じる気配。1つ、否…2つ? 規則正しく扉を叩いた人物は「元気か?」と、嫌みな程の笑顔を此方に向けてきやがった。 --…殺して欲しいのか? 子ども相手に本気になりそうだったが、世話になっている身。此処で争いは気が引ける…な。 「コウちゃん、リンゴ持ってきたよ!」 少年ホマレの隣で愛くるしい笑顔を振り撒くニールに、再度殺意が湧く。だが、抑えろ…私。
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