00 光りが導く先

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「…小…等部?」 「そ、この孤児院、学校もやってるの!」 「…そうか」 「勉強苦手だけど、将来の為に…ね?」 …孤児院。 親に捨てられた子ども達の集い場。今、コイツらは笑顔でいるが…孤独は抜けきれはしないんだろうな。 やはり、大人になっても引きずるんだろうか? 可哀想だな…、そう言いかけて言葉を呑み込んだ。 だってこんな言葉、お前たちには酷でしかないだろう? 「コウちゃん?どうしたの?」 未だ手を握る彼女。
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