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「…小…等部?」
「そ、この孤児院、学校もやってるの!」
「…そうか」
「勉強苦手だけど、将来の為に…ね?」
…孤児院。
親に捨てられた子ども達の集い場。今、コイツらは笑顔でいるが…孤独は抜けきれはしないんだろうな。
やはり、大人になっても引きずるんだろうか?
可哀想だな…、そう言いかけて言葉を呑み込んだ。
だってこんな言葉、お前たちには酷でしかないだろう?
「コウちゃん?どうしたの?」
未だ手を握る彼女。
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