01 想いと絶望

6/16

17人が本棚に入れています
本棚に追加
/150ページ
「コウの様子が気になったから来ただけだ」 まあ強ち嘘ではないが、誰彼構わず喧嘩をふっかけるお前も気になったの。な~んて言ったらお前は血相変えて掴み掛かってくるんだろうね。 はぁ…先が読めて逆に哀しいよ、先輩として。 「レン、会議の時間もう直ぐだよ?」 「わ、分かっている!」 嘘付け、俺が言うまで忘れてたでしょ? 「ならはやく行けば?会議開始まで後…3分」 ウインクを投げたら奴は顔を青ざめながら保健室を後にした。ったく、まだまだだね。
/150ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加