01 想いと絶望

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「べつに~」 そう適当に返せば「熱視線を感じたけど…な?」と、意味ありげに囁いた。 ったく…無駄に色気撒かないでちょうだい、男の俺でさえドキッとしちゃうんだけど? 「…あんたら何やってんの?」 俺の顔を覗き込んでいたネオンを押し退け視線を上げれば、中等部教育のリネナが変な顔をしていた。…いい女が台無しだね。 「リネナも呼ばれたんだ」 「ええ、夜中に呼び出すなんて…お肌に悪いっちゅーの」 「はは…」 けど、夜中に活動してる割にはお肌は文句無しだね。
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