海辺の小屋
2/2
読書設定
目次
前ページへ
次ページへ
43人が本棚に入れています
本棚に追加
/
245ページ
賀来巌は、一人ぼんやりと海を眺めていた。賀来が目覚めた時、一夜を伴に過ごした男、結城美知夫の姿はもうなかった。 ーやはり、私達はあの時死すべきだったんだ。あの島で死んでいれば…。私も結城も罪を重ねることもなかったのに。 賀来は静かに目を閉じ、波の音に耳を傾けた。賀来や結城の居た島でもよくこうして耳をすまして聴いたものだった。賀来の脳裏に懐かしい島の風景が広がった。
/
245ページ
最初のコメントを投稿しよう!
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
本棚追加
43
スターで応援
2
スターを送って 応援しよう!
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!