探偵

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「伴先生、もう一つお伺いしてもよろしいですか?」 「うん、なんじゃ?」 「結城は、アイツはまだMWを手に入れようとしているんでしょうか?」 伴は黙ったまま、自分のグラスに酒を注ぎ、しばらくグラスの中の酒を見つめていたが、結局、口はつけずテーブルに置いた。 「これは儂の勘なんじゃがね。結城君は、もう一つ先を視とる気がするんじゃよ。」 「もう一つ先ですか…。」 二人の胸にそれぞれの想いが打ち寄せた。
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