海辺の小屋

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海辺の小屋

かつて死海の畔に一本の林檎の木が生えていた。そしてその木には、それは美味しそうな林檎がなっていた。しかし、その実を誰も食べることは叶わなかった。なぜなら、人がその実をもいで食べようとすると、たちまち砂と化し、手からこぼれ落ちたてしまうのだった。
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