欲望

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「おい、晴也ぁ!聞いてるのかぁ?」 「聞いてるよ。お前飲みすぎ!それ何杯目だよ。」 「忘れた。」 いつもの居酒屋。 いつもの会話。 そして… いつものように、終電を逃し、酔いつぶれた圭治を、タクシーで送って帰るつもりだった。 なのに、なぜか自分の家に連れ込んだ。 自分よりもかなりデカい、男をここまで、連れてくるのは、かなり苦労した。 まぁ、ここまで担いでくるのは、さすがに無理だから…ここまで誘導したって言うのが正しいんだろうな。 とりあえずベッドに転がして、服を脱がす。 一人暮らしには広すぎるキングサイズのベッドが2人で乗ったら丁度よく見えた。 酔った勢いもあったんだろうけど、僕の全てが狂っていた。
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