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さて、主人公に必要なものの一つに、善人であるという特性がある。
俺はというと、表面上は善人っぽい人物を装ってはいるが、実際は自分のことしか考えていない、低脳な人間だったりする。
この時点で、もう主人公の資格なしと言ったところだが、それではダメだ。
なんとかして、主人公っぽい要素を身につけなければ。
偽善者であると認めているひとつに、俺はそれっぽく見せるという行動を良くとる。
勉強をやっているフリ。
やる気があるようなフリ。
それらは、あくまでもフリであって、実際自分がそうなりたくてしているわけじゃない。
他人に責められないために、良く見せようとするためにそうしているだけだ。
だから、実際中身なんてない俺の行動では、いつまで経っても成長することなんて出来ないと言うわけだ。
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