アリスと粘土細工の猫

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《5》 店の外では、雑種の猫がそれを見ていました。 「まったく手がかかるお嬢さんだ…」 呟いた雑種の猫に、建物と建物の隙間から顔を出した黒猫が言いました。 「こっちには来ないって? あの子のこと、皆が心配してるってのに」 「どうも猫嫌いらしい」 話しながら、二匹の猫は路地裏に帰っていきました。
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