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無事(?)、クアラルンプールに着いたのが、現地時間(日本とは時差1時間)の夜22時。南アフリカへのフライトは午前1時20分と、かなり時間があったため、サッカージャーナリストの宇都宮徹壱さんと合流し、ビールを飲みながらサッカー談義。日本代表の話や、南アフリカの話をしていたら、あっという間に時間が経ち、搭乗予定時刻になったので、ゲートへ向かう。すると、搭乗予定時刻にもかかわらず、ゲートに全く人がいない。電光掲示板を見ると、なんと遅延のため、午前4時に変更になったと表示してある。仕方なく、また別の店に入り、ビールやワインを飲みながらサッカー談義をして時間をつぶす。こういう時、サッカー好き同士だと話が尽きなくてありがたい。この間、ヨハネスブルクの空港まで迎えに来てくれる友人に連絡し、「3時間半ほど遅れる」と伝えたのだが、この時はまさかさらに大幅に遅延するとは思ってもいなかった。
午前3時すぎに、ゲートへ向かうと、またもや人影がほとんどない。もしやと思って電光掲示板を見ると、「09:00」という表示が。つまり、さらに5時間遅延するというのだ。「もうマレーシア航空には絶対に乗らない!」とグチりながら、イスの上で横になる。空調が効きすぎているため、寒さに震えながら寝ていると、宇都宮さんに起こされる。宇都宮さんが空港の係員に聞いたところ、さらに遅れて、翌日の17時に変更になったというのだ。トータル約16時間の遅れである……。さすがに、さらに10時間以上も空港で待つのは無理というわけで、マレーシア航空の職員と交渉し、ホテルを用意してもらえることに。
日本を出た時よりも明らかに重くなった荷物を抱えながら、一度、出国し、何とかホテルに辿り着いた。唯一、良かったのはパンパシフィックホテルの対応が良かったことと、ホテルの設備が素晴らしかったこと。部屋に入った直後に、爆睡したのは言うまでもない。
4時間ほどやわらかいベッドで睡眠を取り、その後、原稿を書いたり、電話連絡したり、メール対応をしたりしていたら、あっという間にホテルを発つ時刻まであと1時間ほどとなった。どうか、お願いだから、もうこれ以上遅延しないでほしい。今望むのは、ただそれだけである。次回こそは南アフリカから更新したいと思う。ではまた明日。
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