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銀行強盗にカージャック……
南アフリカで初の朝を迎えた日(6月9日)、午前中から夕方までブルー・バレー・メディアセンター(我々が共同生活する家のリビング=仕事場をこう呼ぶことにした)で原稿を書き、夕方から足りない日用品(食材、毛布、スリッパ、カーペットなどなど)を購入しに、近くのショッピングモールに出かけた。南アフリカに来てから、初めて車から降りて、現地の人々と接したわけだが、彼らは予想以上に人懐こく、親切だった。
ただ、だからといって、すべてが安全というわけでは、もちろんない。このショッピングモールでも、数カ月前には、銀行強盗未遂事件が起こり、その際、犯人と警察の間で銃撃戦が起こったそうだ。また、ホストファミリーであるマイケルも、数カ月前に、信号で車を停車中にカージャックにあったそうだ。幸い、しっかりとドアをロックしていたこともあって、すぐさま発進し事なきを得たとのことだが、観光客だけでなく、現地で暮らしている人々も、常に危険と隣り合わせであることを、再認識させられた。ちなみに、この日の夜、マイケルと奥さん、そしてアシシとヨモケン(今回、共同生活をしている「世界一蹴の旅」の2人)の5人で食事に出かけたのだが、その際もマイケルは決して信号で停車しないよう、細心の注意を払って運転していた。
さて、危険な話ばかりもなんなので、南アフリカの食事の話を。この日、僕らはステーキハウスに行ったのだが、さすがに肉料理はかなりのレベルだった。それと、驚かされたのは、ワインの値段。南アフリカのワインは、日本でもかなり人気があるが、こちらは日本のレストランで3000~5000円するワインが、レストランでも1500~2000円と格安で楽しめる。また、スーパーや酒屋ならば、500円前後でもちゃんとしたワインが買えてしまう。ワイン好きにはたまらない国と言えるだろう。
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