ふたつめの飴

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みっつめはサラリーマンのおじさん。 たぶん……ていうかきっと、リストラされたんだ。 だけど家族にそのことを言えなくて、ひとりで時間を潰している。 丸くなった背中から悲壮感が滲み出ている。 うん。 勝手な妄想です。 よっつめは僕と同じ高校の女の子がちょこん、と座っている。 雰囲気からして可愛いぞ。 いつつめは再びサラリーマン。 今度は若い男の人だ。 営業の途中で休憩してるって感じかな。 むっつめは空いていた。 よし。そこに行こう。 僕はゆっくりと歩きだした。 .
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