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「気にすんなよ」
マーボーが僕の背中を勢いよく叩く。
……めっちゃ痛い。
「てかマーボー、お前何もしてねーじゃん」
ひろりんがもっともなことを言って、豪快に笑った。
僕は再び「ありがとう」とお礼を言い、何とか自力で立ち上がった。
体中痛いし足はフラフラする。
顔だってきっと腫れているんだろう。
てっちんはそんな僕に真顔で言った。
「またお漏らしを馬鹿にされた時は言えよ。助けてやっから」
うん?
意味がわからないよ。
いつ僕がお漏らしをネタにリンチされた、という有り得ない設定になったんだ!?
てっちんの頭の中は基本的に漏らすことしかないのか。
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