みっつめの飴

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数分後、岩ちゃんと太陽は戻ってきた。 「彼女、お前みたいに傷だらけだったよ」と岩ちゃんが言った。 え!? 僕は思わず机を倒してしまった。 真里ちゃんに一体何があったんだ!? 「どど、どうして?真里ちゃんに何があったのかわかる!?」 僕は岩ちゃんに詰め寄った。 不安で不安で息が苦しい。 「つーか嘘に決まってんじゃん」 岩ちゃんがガサツに笑う。 ……最低だ。 なんてひどい嘘をつくんだ。 ホントに僕の親友か? 歯並びの良い口元を全開にして笑う岩ちゃんに、太陽が冷静に言った。 「岩ちゃん、前歯に黄色いものが詰まってるよ」 また余計なことを。 そんなことどうだっていいだろ?と思いつつ、一度気になると僕だってそこに目がいってしまう。 ……黄色い食べ物って何だ。 朝から彼は一体何を食べたというんだ。 .
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