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岩ちゃんは椅子から跳ねるように立ち上がり、僕らにお尻部分を見せた。
「なんかすげー冷たいんだけど！！」
「……何それ！！」
岩ちゃんのお尻は真っ赤だった。
何を踏ん付けたのかはしらないけど、とにかく赤い。
岩ちゃんが座った椅子に目を向けると、そこには大量にケチャップがぶちまけられていた。
……太陽だ。
そうとしか思えない。
こんなくだらない悪戯をするのは、この世に太陽くらいのもんだ。
ケチャップをわざわざ家から持ってきて、岩ちゃんの椅子に落としたんだ。
太陽がニヤニヤしながらケチャップを垂らす姿が想像できる。
……なんてくだらないことをするんだ。
しかも、このタイミングで。
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