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「おばあちゃんここで何してるの!?」
当然の質問だよね。
何勝手にくつろいでいるんだ。
「見ればわかるでしょ。お茶飲んでるのよ」
……いや。
それはわかるよ。
「それにしてもひっどい顔。昨日相当やられてたものねえ。何度か止めてやろうかと思ったけど、生きるってことの厳しさを学ぶいい機会だと思って、放っておいたのよ」
「……ひどい」
僕があんなに痛みと戦っていたというのに、おばあちゃんは見て見ぬフリをしたんだ。
助けられたなら、助けてくれたっていいのに。
「まあまあ、過ぎたことをクヨクヨしなさんなって」
おばあちゃんは呑気にズズッとお茶を啜る。
思わずちゃぶ台をひっくり返してやりたくなった。
だけど僕は思い止まることに成功した。
そんなことをしても、意味はないのだ。
僕って大人。
自分にうっとり。
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