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「クラスの奴らが大騒ぎしてるのを聞いただけだから、俺もよくわかんねえよ!!ただ、学校中に広まったのは間違いないな」
「そんな……」
どうしたらいい?
こんなとき、どうしたらいいんだ。
……真里ちゃん。
そうだ。
真里ちゃんは今どうしているだろう。
「岩ちゃん、真里ちゃんは今学校にいる?こんなことになって、大丈夫?」
「ああ。彼女なら学校を飛び出したらしいぜ」
「飛び出した!?」
「まあ、無理もないよな。彼氏が先生とデキてたなんてショックだろうし」
「岩ちゃんありがとう」
僕は岩ちゃんがまだ何か話し続けている電話を切ると、おばあちゃんを振り返った。
「僕、いってくる!!」
真里ちゃんを探しに。
「頑張りなさい」
少しずつ薄くなっていくおばあちゃんに力強く頷き、僕は部屋を飛び出した。
絶対絶対、真里ちゃんを見つけてみせる!!
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