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公園に着いた。
1台目のタクシーからひろりんとマーボーが降りてきた。
それを確認して、てっちんが降りる。
僕も続いて降りようとしたところで、運転手さんに止められた。
「お金払ってください」
あ。
すっかり忘れていた。
「すみません」
僕は財布から一万円札を取り出し、運転手さんに手渡した。
おつりをしっかり受け取り、今度こそ公園に……と歩きだした僕を、今度はもうひとりの運転手さんが止めた。
「お金を払ってください」
え。
僕は自分が乗っていないタクシーの料金まで払わなきゃいけないのか。
チッ。
ちゃっかりしてるな、細目トリオ。
僕はさっき払った一万円の残りでタクシー代を支払い、今度こそ公園内に入った。
今日も相変わらず噴水は稼動していて、キラキラ輝く水しぶきを噴き出している。
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