僕が僕だった日

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そのまま40分ほど待った。 すると、ようやく部屋にモクモクとした煙が充満しはじめた。 きた!! おばあちゃんの登場だ。 しばらくすると霧のようなモヤモヤは消え、代わりに見慣れたおばあちゃんが立っていた。 「おばあちゃん!!よくも騙したな!?」 いてもたってもいられなくて、僕はおばあちゃんに向かっていく。 ……はずだったのに。 40分間正座し続けたせいで足が痺れ、立ち上がれない。 ……ちくしょー。 情けな過ぎる。 .
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