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その反応は反則だと思う。
急いで駆け寄ってきた真里ちゃんにどんな顔を向ければいいのかわからなくて、僕はりんごの様な真っ赤な顔のまま、彼女の可愛らしい顔を見つめた。
彼女はふふっと笑い、「顔、赤いよ」とちょっぴり僕をからかう。
真里ちゃんが来てくれた。取り囲む男子生徒たちに見向きもせず、僕のところに来てくれた。
それだけで。
たったそれだけのことで、嬉しくてどんぶり飯を6杯はいけそうだ。
おかずは真里ちゃん。
……て、なんだか別の意味っぽいじゃないか。
そりゃあ僕は健康な男子だし、たまにはそういう妄想だってする。
……。
何を言ってるんだぁぁぁぁ。
これじゃ、ただの妄想変態ヤローだ。
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