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誰がどう見ても一目瞭然。太陽が一番カッコイイ。
太陽の性格が今より少しでも明るかったなら、彼は今頃学校一の人気者になっていたかもしれない。
それくらい飛び抜けている。
「んもうっ。強のかっこよさは顔じゃないでしょ。それにカッコイイ顔なんて3日で飽きるものだし。味のある顔のほうがいいって」
ユマさんがいつものように下半身をくねらせる。
何の儀式なんだ。これ。
しかも“味のある顔”って何だ?
遠回しに格好悪いと言っているような気がするのは、僕の気のせいだろうか。
だけど岩ちゃんはユマさんの答えに納得したのか、はたまた下半身くねくね儀式に満足したのか、満面の笑みで
「今夜も抱いてやるからな!!」
と、とんでもなく上から目線な発言をした。
さすがにこれにはドン引きした。
真里ちゃんは冷たい目で岩ちゃんを睨む。
ますます岩ちゃんを嫌いになったであろう瞬間だ。
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