決戦は土曜日

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「ひぃぃぃぃい!!」 深夜だということを忘れ、悲鳴をあげてしまった。 だだ……だって、目の前に幽霊がいたんだもの。 うん。 幽霊の正体はもちろんおばあちゃんだ。 「何やってるんだよ~。普通に登場してよね」 僕は胸を撫で下ろすと、お茶を啜るおばあちゃんの手を引く。 「何やってるって、見ればわかるでしょ?お茶を飲んでるのよ。あっ!!でも今日は、緑茶じゃなくて玄米茶を飲んでるんだった」 うん。 どっちだっていいことだよね。 どちらもお茶にかわりはない。 「とりあえず座って話そう」 相変わらず置きっぱなしにされているちゃぶ台を指差し、座布団に座るよう促した。 「いつの間に座布団なんて用意したのよ」 おばあちゃんはまんざらでもない様子で、座布団にちょこんと座る。 .
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