不思議なとびら

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四郎はその扉の方へ歩みよった。 そしてなにかに取り付かれたようにドアノブに手をかけ、その扉を開けた。 開けた瞬間ドアの中が光り、四郎はドアの中へと吸い込まれていってしまった。 「わ~~!」 四郎は地面に叩きつけられた感じがした。 四郎が目を開けてみるとそこはさっきまでいた平原だった。 しかしなにかが違っていた。 四郎はすぐにその違いに気づいた。 「あれ?」 空は暗く、草木は枯れ、空気もよどんでいる。 「どうしたんだ僕は。そしてここはどこなんだ?」 四郎は立ち上がり走って草原を出てそこらじゅうを見てまわった。 しかし何も変わったことは無い。 「なんだ、何も変わっていないじゃないか。」 四郎はいつもどうり家に向かった。 そして家に着いた 「ただいま~。」 「・・・」 「あれ?いないのかな~。それともさっきのこと怒ってるのかな~」 「お~い。さっきは言い過ぎた。謝るよ。」 「・・・」 誰もいない。 すると四郎はふと思った。 「そういえばさっきから人を見かけないな~」
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