1人が本棚に入れています
本棚に追加
四郎はその扉の方へ歩みよった。
そしてなにかに取り付かれたようにドアノブに手をかけ、その扉を開けた。
開けた瞬間ドアの中が光り、四郎はドアの中へと吸い込まれていってしまった。
「わ~~!」
四郎は地面に叩きつけられた感じがした。
四郎が目を開けてみるとそこはさっきまでいた平原だった。
しかしなにかが違っていた。
四郎はすぐにその違いに気づいた。
「あれ?」
空は暗く、草木は枯れ、空気もよどんでいる。
「どうしたんだ僕は。そしてここはどこなんだ?」
四郎は立ち上がり走って草原を出てそこらじゅうを見てまわった。
しかし何も変わったことは無い。
「なんだ、何も変わっていないじゃないか。」
四郎はいつもどうり家に向かった。
そして家に着いた
「ただいま~。」
「・・・」
「あれ?いないのかな~。それともさっきのこと怒ってるのかな~」
「お~い。さっきは言い過ぎた。謝るよ。」
「・・・」
誰もいない。
すると四郎はふと思った。
「そういえばさっきから人を見かけないな~」
最初のコメントを投稿しよう!