プロローグ

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「やったぞ……ついに成功した……。」 薄暗い部屋に一人、男が歓喜に震えていた。 辺りには、素人が見ても解らないようなコンピュータや機械、薬品が入っているであろう瓶等がところ狭しと並んでいる。 「さて、仮実験も成功した。あと残すは本実験のみか…。60人は欲しいとこだな……。ちょうど2クラス分か……。」 腕を組み歩き回る男……。 「そうだ……岡本に頼んでみるか…。」 ニヤリと口を緩ませると、男は懐に手を入れ携帯を取り出した。 「…久しぶりです。……岡本先生。」
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