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「おっはよう、チャンミン。」
寝癖のついた頭をかき回しながらキッチンに向かえば、無駄にハイテンションな声が鼓膜を揺さぶる。
フライパンを片手に菜箸を振り回しているのは昨夜ベッドにいた裸まんじゅう。
「おはよう。」
疲れの抜けきらない体も重いし、気分も重い。
何より、キッチンに漂う、この臭い。
「みてみて、チャンミンのために朝ご飯作った!。」
得意げにそういう裸まんじゅう、もといジュンス。
「……服を着てください。エプロンじゃなくて……。」
朝からロダンの彫刻的な男子の裸は怒りのボルテージがあがるどころか精神的にダメージが大きい。
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