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二日後、僕は鈍行電車を八回ほど乗り換えて新潟にたどり着いた。駅前からタクシーに乗り、実家に向かう。正直、道を覚えているか不安だったが幸い、タクシーの運転手が僕の中学の同級生(らしい)だったので迷うことなく家まで送ってくれた。
名も知らぬ元同級生に礼を言い、家の中に入った。
「あら、お帰りなさい」
「・・・母さん??」
「そうよ」
「うん、ただいま」
出迎えてくれた母。
一昨日には顔も思い出せなかったがなるほどこれが僕の母さんか。
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