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「てか…そろそろ中に入れて…」
「あ、ごめ…忘れてた。入って…」
「お邪魔しまーす。」
パッタン…
コソコソ…
「…………赤ちゃ~ん…ごめんね…もうちょっと隠れてて?」
私は棗君を部屋に入れて、2つある内の棗君がいない方の部屋に行った。
棗君に飲み物でも出してあげるかな…。
この部屋は元々2人で住めるようになっていたため、部屋が2つあり、いま、この部屋は私1人で使っているためもう1つの部屋は使っていない。キッチンはないが冷蔵庫は何故か付いている。
コポコポコポ…
でも、バレないよね…?
「お待たせ~」
「あ、おう…」
「飲み物…ってゆっても、ジュースだけどいいかな…?」
「全然いーよ。ありがとな。」
「いえいえ。はい。」
私はそういって棗君にジュースを渡し、私も棗君と同じジュースが入ったコップを手に持ち飲んだ。
「………」
飲んでから私はコップをテーブルに置き座った。
「………」
「な、に?」
さっきから棗君に見られてるのに気付き私は聞いた。それも、動揺しながら。
だって…棗君の顔が…いつもと違って真剣なんだもん…。
私、なに言われるんだろ…。
私は少し落ち着こうと思いジュースの入ったコップを取って飲んでいたら…。
棗君があり得ないことを口にした。
「いや…お前、よく見たら可愛いかもな」
「…ぶーっ!こほこほ…はい…?」
飲んでいたものを驚きすぎて吐き出しっ…リバースしてしまいました…。
「お前、汚い。」
は!?
「あなたが悪いんじゃない!」
「はぁ?吐き出し「あー!!そんな風にゆわないで!リバースってゆって。」
「同じだろ。」
「同じだけど同じじゃない!大体、あなたがあんなことゆわなかったら、リバースなんてしなかったの!ばか!」
「意味わかんねぇ…。あんなこと?…ぁあ。別にいーじゃん。褒めてんだから。」
「よく、ない…私は…私は…あんな…こと…「言われなれてない。ってか?」
「よく、わかってんじゃない…。恋したことないのに、女の子の気持ちは解るのね?」
「恋したことないのは関係ないだろ!それに気持ちったってお前の事だからそんなことだろうと思っただけだよ。」
「そうですか!ゆわれ慣れてなくてすみませんでしたね!」
「なにもそこまで言ってねぇじゃん。」
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