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…なんて言えるわけがない…。(泣)
「…ど…っちも…」
「そっか。俺は別にお前と結婚しても嫌いな訳じゃないしいいと思って。それに未来の俺がお前と結婚したって事は今はなんとも思ってなくても俺はお前を好きになるってことだろ?
ここにこの子がいるのは正直驚いてるよ。だって、俺とお前の子供が未来から来たとか…信じられないだろ。」
「…恥ずかしいんですが…///それに未来で結婚してても私達が将来ほんとにくっつくかも解んないじゃない!大体、ゆってなかったけど、この子名前が付いてないみたいなの。それに…この子、女の子に見えるけど、どっか可笑しいんだよね…棗君どう思う?」
「ふーん。まぁそうだな。でも、俺は別にほんとに結婚しても良いけどな。…てか未来の俺達は赤ちゃんに名前も付けないんだな。そしてこの子女の子っぽく見えるけど、男の子だよ。」
なんか恥ずかしい…
なんでこんなサラッと言えるの…?///
そんな簡単に言われると私が恥ずかしいじゃない///
「そ、そうなんだ!」
「…この子とか赤ちゃんとか…めんどくさいな…名前付けた方がいんじゃね?」
「そう、だね!」
「まんま?ぱぁぱ?にゃまえ?」
「うん。そうだよ。お前の名前!良い名前付けてやるからな!」
棗君、面倒見良いなぁ。
私も棗君なら結婚してm「いやー!なに思ってんのよ~私っ!」
「は…?どうしたんだ?お前。」
「あっ…いや~別に?気にしないで?」
危ないよ…
私、なに考えてるんだろ…
棗君なら…とか…///
でも…
「お前可愛いな~!…あっ、やっぱり川波の子だな。目とかぱっちりしてるとことか似てんな。」
棗君、良いお父さんになるだろうな…。
格好良いお父さんとか…いいなぁ!笑
「目、ぱっちりしてるのは棗君もじゃない!それに、きっとこの子棗君似だよ。鼻とか口元辺りすごい似てるもん!」
「そうか?…大人んなったらどうなるんだろうな。」
「そうだねー!気になるね!」
「ああ。」
そう言って棗君は赤ちゃんを上にあげ、高い高いをしながら赤ちゃんも棗君も笑っていた。
(こんなに優しそうに笑うんだね。)
私はこの時、不覚にも棗君が格好良いな。と思っていた。
「棗君!私、名前、思い付いた!」
「なんだよ?」
「要(かなめ)!」
「要?」
「うん!」
「んー…いいけど、なんで?」
「名前が棗君に似てるから!」
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