エピソード33

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「美桜。」 蓮さんが私の方を振り返った。 「うん?」 「昨日、想い出は出来たか?」 「・・うん!!」 「じゃあ、書けるか?」 「うん。」 再び西田先生の方を向いた蓮さん。 「分かった。」 蓮さんがそう言うと西田先生が頷いたのが分かった。 「ホテルまでタクシーで行くか?必要なら下に待たせておくぞ?」 「いや、レンタカーがある。」 「そうか、あんまり飛ばすなよ。」
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