『時計泥棒とアリス』

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『みんな堕落してますね』 少年は街を見下ろしながら呟きました。 少年の名前は"アリス" 頭はまぁまぁ良いですがちょっと変わり者でした。 "時間"を盗まれてから3日後・・・ この街は以前とは全く変わり果てていました。 ここの住民達は"時間"がみじかにあるせいか、時間に忠実でした。 しかし、時間という縛りがなくなった今、住民達は自由に過ごすようになりました。 夜になって朝を迎えてもまた同じ日を迎える。 そのためいくら仕事や学校を休んでも時間はたたないから関係ない。 結果、住民達は自由奔放になりました。 仕事をする人は数られる程しかいなくなったためか街の以前の賑やかさはなくなり寂しくなりました。 ほとんどの住民達は"時間"がなくなり喜びました。 『一体だれが"時間"を盗んだりしたんだろう。』 しかしアリスは"時間"がなくなったことが気に入りませんでした。 そこで、アリスは"時計泥棒"の正体を掴んで時間を取り戻すため色々調査していました。 アリスはこの街の「探偵」です。 この街のシンボルであった"時間"が盗まれたとなった今、アリスはなんとか時間を取り戻そうとしていました。 ,
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