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旦那がニヤつきながら、ふて腐れるおいらの顔を覗き込む。
「ん?どうした碧蒼。ブスッとした顔しやがって。せっかくの面が台無しじゃねーか。」
何も言わず、口を尖らせてプイっとそっぽを向く。誰のせいだと思ってんだよ。
「こいつ、俺に発情しといて抱いて貰えなかったから拗ねてんすよ」
代わりに松兄ぃが嫌味ったらしく答える。
ちげーよ、てか余計なこと言うなって。
「ははっ、碧蒼お前、欲求不満なのか。どうだ、おじさんが相手してやろうか?」
ほら、始まったじゃんか。
松兄ぃのバカぁっ。
「いい。いらない……」
ぶっきらぼうに答えるおれを見てガハハ、と豪快に笑い飛ばしてくる。
「ジョークだよ、ほら、こっちに来いや。」
ポンポンと旦那が自分の膝を叩いて招き入れようとする。誰が行くかそんなとこ。
と、思ったら後ろにいた松兄ぃにグイグイ押しやられた。
「ちょ、ヤダって…
何すんだよっ」
「ガハハっ、お前も反抗期か。昔は可愛いかったのによー、こんな小さくて…」
旦那の手が腰に纏わりついて、おいらを膝の上に乗っける。
「それが今じゃこんなデカくなっちまってよー」
「ヤダっ、おろせよ…」
腰に絡んでた腕が下へと伸びて厭らしくケツに触れてきた
「ぅわっ、何すんだよ!?
さわんな、バカっ」
「ちったぁ男らしくなるかと思いきや…身体は女みてーに細せークセに、尻だけはいい肉付きになりがって…」
「あうぅ、もっ、離せよヘンタイ!!エロ親父ぃっ」
身を捩って振り解こうとすんのに全然離してくれない。それどころか、舐めるような目で俺をみてケツを揉んでくる。
ぅわぁ、
ヤダ気持ち悪い~~……
だからここに来んのヤダったんだよっ。
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