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「最近じゃ、色気も増してきたしよ…可愛がりがいがありそうだな…」
「っ、やめろっ。
ふざけんなっ!!」
無駄だと分かってても、その旦那の太い腕の中でジタバタと暴れて抵抗する。
このクソエロ親父のセクハラから逃げ出したい一心で。
「ったく、行儀の悪さは変わってねーな。オイ、飼育係さんよー、ちぃと甘やかし過ぎなんでねーかい?」
「すいません、もうちょっと躾とくべきでした」
ペコリと松兄ぃが謝る。そんなヤツに頭下げんなよー、松兄ぃ、悪いことしてないじゃんっ。
「ま、いいんだけどよ。抵抗する相手に無理矢理ってのも悪くねーしな」
旦那がニヤリと口元を歪めて微笑み、おれの太股をやらしく撫で上げる。
ゾクリ。背筋が凍るような寒気が走る。
「もっ、ヤダっ…まっ、松兄ぃ~」
そんな松兄ぃに必死で助けを求める。なのに、松兄ぃは、大人しくしとけって目で合図して知らん顔する。
アンタ、
おいらを見殺しにするつもり?
「にしても、俺もとんだ上玉を拾ったもんだ…あん時、お前を殺さなかった俺に感謝してーくらいだよ」
おれは今…『なんであん時殺してくれなかったんだろう』って思ってんだけどな。
……こんな能力、持つんじゃなかったよ。
「っく……んっ、」
旦那のヤらしい手付きがおいらのケツを堪能したいと言わんばかりに蠢く。
あー、マジでヤだっ。
いつもこんなんばっかり…
おいらもよく、コイツを殺さないでこれたよな…
普通のヤツだったら膝の上乗っけた時点で蹴り殺してんのにさ…
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