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悔しいけどさ、やっぱ松兄ぃに抱っこされんの、スキ。
いくら怒ってても、キライでも…なんか許せちゃうの。
それはきっとね、松兄ぃがおれのお世話係だったからってのが大きい。
おれの物心つく前から傍で支えてくれたのが松兄ぃだから。
腕っ節も強ぇーし、カッコいいし。
集団ん中では結構、カリスマ的存在なんだけど、おいらからしたら、お兄ちゃん的存在なんだよね。
だから唯一、松兄ぃだけは部屋に入るの許せる。
他のヤツらが来たら呪歌使って仕留めてやろうかと思うもん。
「気持ちいいか…?
俺に優しくされっと」
「……ん、きもちぃ」
あとね?松兄ぃってすげぇ優しいの。
キスとかもめちゃめちゃ上手くて、おねだりすると応えてくれんだよ。ふふ。
「ね、松兄ぃ。
………シよ?」
出来るだけ甘えた声で言ってみる
「だーめ、また今度な?」
「えー、やだぁ~。
今がいいのぉーっ」
「我が儘だなー、
お前ぇさんよー…」
「我が儘でいいもん、
ね?だからシよってばぁ~」
「ったく、発情しやがって……」
しょーがねーなぁ、って言って松兄ぃが唇を重ねてくる。
ちゅって。
何度も何度も…
「ん……ふっ……」
うん、やっぱきもちぃ。
たまんねーな。
自分からも積極的に求める。
今、すげぇシたい気分だから…
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