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「は、んふっ…ん…んんっ」
漏れる息とともに気持ちも高ぶっていく
触れるような優しいちゅーから徐々にディープなのに変わってって…
角度を変えながら
何度も何度も……
最終的にはお互いに舌を絡めあって…
「……ん、ンっ…はっ…ぁ…ふっん…っふ……ん」
吐息まで混じらせていく…
そのうち、きもち良すぎて腰とか立たなくなっちゃって…
目もとろ~んってしてきちゃって……
そんな、おれをみてゆっくり唇を離してくる松兄ぃに全部身を預ける。
すると、すかさず腰に腕を回して姫抱きされて、ひょいと抱え上げられた
「……え?なんで…?
ここベッドじゃん。
どこいくの……?」
ベッドでこのままイけばいいじゃん、って不思議がって問いかける。
「何処って…忘れちまったのかよ。旦那んとこだよ」
ニヤリ。緩めてた片方の頬を吊り上げて松兄ぃが笑う。
「なッ、何それっ?
だ、騙したのっ!?」
優しく抱き寄せたのもキスしたのも全部計算だったのかよっ!?
「騙すも何も…お前ぇが勝手に発情してただけだろーが」
「ヤダっ、ヤだよ。
おれ行かないっ、絶対ヤダぁっ!」
バタバタと足を動かして暴れても松兄ぃはビクともしない。
「つべこべ言ってねーでさっさと行くぞ?」
無造作に脱ぎ捨ててあった服を拾って押し付けられると、暴れるおいらを抱きかかえたまま、部屋の外に連れ出されてしまった。
「ほらこれ、首飾り。大事なんだからちゃんと身に付けとけよ」
そう言っておいらに水晶の首飾りをかけて無理矢理服を着せてくる
「やだやだっ。おいら行きたくない。離して、着たくないっ」
「ほら、旦那に会うのに裸じゃお前ぇも嫌だろ?変なことされたくなかったらそれ着てろ。」
「も、ヤダっ。サイテーっ、バカっ、バカぁあ~ッ」
バカっ、アホっ、マヌケっ、
松兄ぃなんか…っ、
大っキライだああっ!!
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