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サウザー「ほら、おまえの仲間は助けてやったぞ。これでよかろう。」
サクヤ「はい、本当に、本当にありがとうございました。」
ヒソウ「さて、一件落着だな。これからどうする?」
サウザー「そうだな。各地にある南斗の道場を巡るとしよう。」
サクヤ「あの、まだ名前を聞いていませんでしたね。よろしければ教えてくれませんか。」
ヒソウ「ああ、俺はヒソウ。それでこっちが…」
サウザー「俺はサウザー、いずれ天をも握る男だ。よく覚えておけ。」
サクヤ「あの、サウザーさん、よろしければいっしょに…」
白髪の男「サクヤ!」
サクヤ「兄さん!どうしてここに!」
白髪の男「アザト団を倒すために同士をつどい、これから奴らを倒すはずだった。だが奴らの姿が見えないので辺りを探していたのだ。」
サクヤ「兄さん、アザト団はこの人達に倒されたわ。もう壊滅したの。」
白髪の男「なんと、たった二人で。」
サウザー「おい、おまえは誰だ?」
白髪の男「申し遅れた、私は南斗六星拳の一人、人は仁星のシュウと呼ぶ。」
第3章、帝王の旅路 完
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