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サウザー「はあ!極星十字拳!」
オウガイ「まだまだ、踏み込みがあまいぞ、サウザー!」
修行が始まり早くも3ヶ月が経過した。 サウザーは南斗鳳凰拳を着々と覚えていった。
オウガイ「よし!今日はここまで!今日もよく頑張ったなサウザー!」
いつもの通りのオウガイとの修行が終わってサウザーが自分の部屋に戻ろうとした時、サウザーは後ろから声をかけられた。
サウザー「ヒソウか・・・よくここが分かったな。」
ヒソウと呼ばれた少年はサウザーと同じ南斗聖拳の一派、南斗雷鳥拳を学んでいる。南斗聖拳は外部から敵を切り裂く特殊な拳法の総称でその総数は108派にもなる。
サウザーの学ぶ南斗鳳凰拳は南斗聖拳の中で最強の6人と言われる南斗六星拳の一派であり、また、その南斗六星拳の中でも最強の星、将星を持つ拳法である。
すなわち、南斗鳳凰拳は南斗聖拳の中で最強の拳法となる。
ヒソウの持つ南斗雷鳥拳は南斗六星拳の拳にこそ及ばない物の百戦錬磨の実力を持つ拳法である。
ヒソウ「お前の唯一無二の友の俺をなめるな。お前が南斗聖拳を始める前から遊んだ仲だろ。」
サウザー「で、何の用だ?」
ヒソウ「俺とお前で明日少し勝負しないか?」
サウザー「・・・そうだな、たまにはよいだろう。分かった、支度をしておけ。」
冷たい態度を取りながらもサウザーは内心心が弾んでいた。
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