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マスター「間違いではございませんし、カクテルの名前でもございませんよ。当店ではフード、ドリンク等はサービスしておりますので。」
ニッコリと笑顔で答える。
佐藤「よくわからんけど。ブラックコーヒー、ホットで。あるよね?」
マスター「もちろんです。」
そういってカチャカチャとカップと皿を用意する。
佐藤「で?このメニューの意味は?」
大分打ち解けたのかこれが素なのか、佐藤はフレンドリーに話し掛ける。
マスター「こちらはあるエピソードをのせているのです。」
コーヒーをドリップしながら話しはじめる。
マスター「名前等は仮ですが、話自体は本当にあったことですよ。こう見えても私、若い頃は日本中を旅しておりまして。すべて実話を買い取らせて頂きました。
ホットでございます。」
ことりと佐藤の前にコーヒーを置く。
佐藤「実話を買い取るだって?」
出されたコーヒーを啜りながら佐藤は尋ねた。
マスター「はい。確かに確証はありませんが、買い取らせて頂きました。」
佐藤「む…これはブルーマウンテンか。それで?二つしかないのかい?」
マスター「それは作者の都合というやつです。ちなみにキリマンジャロですよ。」
佐藤「サクシャノツゴウ?まぁいいや。んじゃあこのWorld is moneyひとつ。」
マスター「かしこまりました。」
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