絶望と余韻

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「えっ!?」 蒼「さくらまだ帰ってなかったのか?」 は?ちょっと待って… お兄ちゃんって!? ど、どういう… さ「お兄ちゃん探してたのっ。」 あぁーーーーー!! またお兄ちゃんって… 蒼「てか、お前が言ってたのってさくら?」 「あ、あぁ…そうみたい…」 頭が真っ白ってこういう事言うんだな… 一寸先は闇って感じ… あれ、白いのか黒いのか分かんね… さ「篠宮さくらです。お兄ちゃんのお友達ですか??」 さくらちゃんが放心状態の俺を覗き込む。 無意識なのか上目遣いで超可愛い。 絶望に浸りながらその姿にときめいた。 「っあ、俺 三神田千秋です。えっと…入学式で目が合った…よね?」 さ「やっぱり!!そうだと思ったんです!宜しくお願いします。三神田先輩っ」 「あ…うん。宜しくね。」 緊張し過ぎて上手く話せない。 彼女はにこっと笑って蒼馬に話をふる。 さ「お兄ちゃん、一緒にかえろ??」 ほんとに、兄妹なんだ…
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