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さあ、今がチャンスです!
奇跡!
「ちょっと、早苗さん!?」
使った理由は単に妖夢さん話し込むと長いんですよね。以前も白玉楼に出向いたことがあるのですが、そこで妖夢さんにバッタリ出くわしたわけですよ。
まあ世間話は中々楽しかったんですが、主の文句に入った途端妖夢さんの態度と言うか面構えが一気に般若見たいになったと思ったら幽々子様の日頃の悪戯や愚痴を物凄い速度で喋りだしたんですよね。
例えば…、幽々子様は無駄に胸がでかい、から始まり、そこから…
「あの人の胃袋は幾つあるんだ!胃袋だけが単細胞生物か!」
「質量保存の法則が適用されないからって食べ過ぎにもほどがある!」
「あの人家計簿を見たことあるのか!?」
「ブラの片方で私の頭が隠れた…」
…などなどです。話そうと思えば3日は簡単に潰れてしまうでしょうね。
まあ、そう言うわけで西行寺邸に到着です。
流石、速度がパナイです、速いです。妖夢さんの気配さえ感じ取れません!
「こんにちは~……」
誰も出てきませんね。
まあ、殆どの仕事を妖夢さんがこなしている時点で今私がこの西行寺邸に入るには妖夢さんを連れてくるしかないですね…
めんど…
チャリッ…
?今ポケットから金属音がしたような…
「鍵が何故あるし!?」
奇跡ですよ!まさか西行寺邸の鍵がポケットの中に入り込んでいたなんて…。
若干感動ですよこれは…
さあ、いざ西行寺邸内へ!
えっ?不法侵入罪?違いますよ、これは奇跡ですよwwwwwwwww
「お邪魔します~…」
やっぱり何も聞こえませんね…。
ガタンッ!
ふぇぇっ!?な、何ですか今の!ま、まさか…お、おおおお、お化け…?
…あれ?よく考えたらここ冥界ですよね…、あっ、なら出てもおかしくないですね。退治すれば言い話ですし♪
「よ~む~…」
うぃぃぃっ!ついに出ましたか!
この部屋から聞こえましたね。
その部屋は長い縁側を渡りきった基地で表せば最深部になる、複雑な廊下や障子がいりくんだ先にありました。
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