渡廊下の章

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 十三歩目。  互いに十三歩目で丁度向き合う形になった。  二人が息を揃え、 「遊びましょう」  そう告げた。  瞬間、 『遊びましょう』  目を疑った。  それがあまりにも唐突すぎて。  それがあまりにも自然で。  自分の目を疑うしかなかった。 .
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