渡廊下の章

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 そのうち明かりが見えてきた。  電気が点いている場所が目前であった。  一目散にその場所へ向かい、乱暴に扉を開閉する。  そこは職員室だった。  プリンターが音を立て、クーラーがつけっぱなし。  人はいない。  職員はおろか、人っ子一人いない。  さすがにこれはおかしい。 .
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