少女とBJ

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あれはまだ、私がここで診療所を始めたばかりの頃だ。 滅多に患者が来ないこの診療所に迷い込んだのか、小学生くらいの少女が来た。 私はすぐに帰した。 高い治療費しかとらない、出せないなら他をあたれと。 その日々が毎日のように続いていたある日、その少女が診療所の前に倒れていた。顔色がとても悪かったから私はすぐに診察室へ運び、彼女の体を検査し、入院させた。 「名前は?年齢、誕生日…」 「小野…綾菜…。9歳…9月19日…」
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