256人が本棚に入れています
本棚に追加
「俺が死ぬってどういう事だ!」
…おっさんの存在自体信じがたいのに今、目の前に存在している。思考も読みとれる。
……ならばこの言葉が嘘だとは言い切れない。
それが俺の動揺を誘う。
「ま、待て。だから、言ったではないか。ワシが救ってやると。」
激昂した俺を宥めようと必死になるおっさん。
……なんだ。助かるのか。
安心すると共に不快感が頭をもたげる。
「……それは、つまりおっさんが俺に付きまとうって事か?」
「おっさんとか、付きまとうとか、色々言い方に問題が在るが、そういうことだ。」
最悪だ。
何でこんな奴と四六時中……
「貴様の考えてる事は全て垂れ流しだって言ってんだろ。少しは敬え。」
「それが、自称神の口調か?てめぇこそ、黙って俺にへりくだってろ。」
全く、
「それ、神じゃない。」
…………散々な1日だ。
最初のコメントを投稿しよう!