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今日は始業式だ。朝からかったるくて机に突っ伏してた。 始業のチャイムがなり先生が教室に入ってきて、転入生を紹介しだした。 なんて可愛い声なんだろ? 途中で俺は顔を上げ、黒板の前に立つ一人の少女を見た。 瞬間、俺の心臓が大きな音を起てた。 その直後、先生から言われたこと。 「席は藤野圭の隣、面倒みてやってくれ。圭?」 心の中でガッツポーズしながらも、口をついて出た言葉に後悔をした。 「えーっ?可愛い子なら喜んでやるのになぁ」 れなと名乗った少女が一瞬、顔を歪ませた。 それが俺とれなの始まりだ。
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